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保険の基礎知識
1.万が一のリスクへの備え
私たちの暮らしは、ずっと平穏無事というわけにはいきません。突然の事故や災害にあったり、病気で働けなくなったり。また家計の担い手が死亡したり。
このような時に生じる経済的リスクに、即座に金銭的に対処するのが保険です。
2.保険が優れているところ − 預貯金との相違 −
万が一の時の備えとしては、預貯金を蓄えるという方法もあります。しかし、もしもの事態が生じた時に、必要な金額が貯まっていなければ、生活費や医療費、また必要な損害の補償を賄うことはできません。
一方保険であれば、大切な貯蓄を取り崩すことなく、加入直後から万が一の時のための必要な金額を、備えることが出来ます。
貯蓄は預貯金、保障は保険ときちんと分けて対応することが大切です。
3.相互扶助として始まった保険
保険はもともと、大勢の人がお金を出し合い、その中の誰かが事故や病気で経済的損失を被った時に、共同の資金から必要なお金を給付するという相互扶助の制度として始まりました。
17 世紀に生命保険はイギリスで、また損害保険はイタリヤで始まりました。その後システム的に整備されて、市場経済にマッチした金銭保障の体系として発達します。
しかしすべての保障を金銭に換算して賄うので、必要なリスクを保障しようとすると、保険金がかなり高額となってしまいます。
これは、市場での富の競争社会にあっては、すべてが自助努力、自己責任で対応することが求められるようになるからです。本来の相互扶助の精神は、見えにくくなってきます。つまり自分の支払った保険金が、自分のみならず、他の人の人生と生活を保障することを喜びとする気持ちが、持ちにくくなってくるのです。
時代が変わって、もっと市民が生活レベルで連携し、本来の相互扶助が金銭面だけでなく発揮されるようになると、もっと低額で、総合的にリスクに対応できるような仕組みが生まれるかもしれませんね。
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